BRICSにサウジなど6カ国加盟 笑顔の習氏 米欧に対抗の思惑も

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ヨハネスブルク=遠藤雄司 北京=畑宗太郎 ニューデリー=石原孝
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 ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)は24日、来年1月から新たに、アルゼンチンエジプト、イラン、サウジアラビア、エチオピア、アラブ首長国連邦(UAE)の6カ国の加盟を認めると決めた。米国との対立を深める中国が拡大の旗を振ってきた経緯があり、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国を加えることで、米欧主導の国際秩序に修正を迫る狙いが透ける。

 南アのヨハネスブルクで開催中のBRICS首脳会議で、ラマポーザ大統領が発表した。6カ国の加盟後は世界の人口の46%、国内総生産(GDP)の28%を占める存在になる。

 中国の習近平(シーチンピン)国家主席はこの日、今回の決定を「歴史的だ」と評価。「国際社会の期待や、新興市場・途上国の共通の利益にも合致するものだ」と意義を強調した。演説後には笑顔も見せた。

 中国は、主要7カ国(G7)

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