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連合・芳野会長、2期目続投へ 初の女性会長、賃上げ継続など課題

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西尾邦明 吉田貴司
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 労働組合の中央組織・連合は、芳野友子会長(57)を1期目(2年)の任期が終わる10月以降も続投させる方向で最終調整に入った。芳野氏は連合初の女性会長で、自民党との距離が近いとして連合内部から批判も受けた。ただ、会長は2期以上務めるのが通例で、有力な対抗馬がいない中、続投が固まった。

 連合傘下の産業別組織(産別)のトップらでつくる「役員推せん委員会(役せん)」が、芳野氏の続投を推薦する方針を10日にも開く会合で確認する。その後、推薦内容の文言を調整して24日の中央執行委員会に報告し、10月の定期大会で正式に決まる予定だ。ナンバー2にあたる事務局長の清水秀行氏(64)も留任する見通し。

 関係者によると、役せんが各産別に意見を聞いたところ、初の女性会長としてメディアでの露出が多いなど芳野氏の発信力の大きさや、労働界での女性幹部の登用を推進するなどジェンダー平等への取り組みを評価する声があった。

出身労組委員長との兼職に批判も

 一方、出身のミシンメーカー…

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