再び動いた「最老朽原発」 初の60年超運転の可能性、尽きない不安
吉田貴司 佐々木凌 小田健司
国内で最も古い高浜原発1号機(福井県)が28日、再稼働した。関西電力は安全対策をアピールするが、12年半動いていなかった「最老朽原発」への不安は拭えない。たまり続ける使用済み核燃料の問題が火種になる可能性もある。
高浜原発1号機が東京電力福島第一原発事故後にできた新規制基準を書面上クリアしたのは2016年。だが、テロ対策施設などの完成が遅れて再稼働できていなかった。
再稼働を2日後に控えた26日、現地を訪れた関電の森望社長は作業員らを激励しつつ、改めてこう求めた。
関電は安全対策をアピール
「行程ありきではなくて、何…
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- 【視点】
もはや市場経済では成立しない産業になりつつあるが、国と電力会社の固執ぶりがめだつ。そうした固執によって、多くの人を振り回し続けている。 しかしいくら国と電力会社が固執しても、2011年以前の状態には戻らない。継続的な報道が、そのことを
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