勇気をくれた水泳大会 仲間7人失った高校生スイマーがいま思うこと

有料記事

三浦英之
[PR]

 東日本大震災で被災した高校の水泳部員らを勇気づけようと、相模原市の水泳協会が震災直後に始めた水泳大会「チャリティースイム・イン・さがみはら」が、コロナ禍による延期を挟み、16日に10回目を迎える。これまで元五輪選手から市民スイマーまで1万人超が参加しており、今年は岩手県から水泳部員約25人を招いて開かれる。

 大会が始まったきっかけは、震災直後の新聞記事。津波で壊滅した宮城県気仙沼市のプールで、地元の水泳クラブの中高生スイマーたちが、「泳ぎたい」と記したメッセージカードを掲げている写真が載ったのを、相模原市の水泳協会に勤務する添畑大海さん(46)らが目にした。

 「水泳を愛する仲間として、彼らの願いをかなえてあげたい」。地震で関東地方のプールも大きな被害を受けるなか、相模原市内のプールは被害が軽かったため、チャリティー大会の実施を決めた。

 添畑さんらが観光バスに支援…

この記事は有料記事です。残り1432文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら