日産ルノー、「対等出資」へ協議大詰め 首脳会談で加速なるか
日産自動車と仏ルノーの資本関係の見直しを巡る協議が大詰めを迎えている。ルノーから日産の出資比率を現在の43%から15%に引き下げ、日産のルノーへの出資比率(15%)と対等にする方向だ。26日には両社のトップ会談が予定されており、協議が進むかが注目されている。
日産は16日、内田誠社長ら幹部が社外取締役に見直し案について説明し、協議を進める了承を得た。一方、ルノーはデメオ最高経営責任者(CEO)が近く来日し、26日に内田社長らと横浜市内で会談する予定だ。
日産幹部「合意の方向性定まる」
協議について、日産幹部は「合意への方向性は定まってきた」と話す。合意すれば、日産が経営危機に陥った1999年にルノーの資本支援を受けて以来の大きな変更となる。
日産とルノーは昨年10月、今後の提携のあり方について「構造的な改善に取り組む」とし、資本関係の見直しを進めていることを公表した。当初は昨年11月半ばの合意をめざしていたが、協議が難航して先送りとなっていた。
問題となったのは、日産とル…
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- 【視点】
日産自動車と仏ルノーの交渉は、大詰めを迎えても決着に至るとは限らないのが常。記事で触れているように、日産の悲願である「不平等条約の改正」が近日中に合意に至るかどうかは、なお不透明だと思います。 ただ、仏政府が両社の資本関係の見直しを了承
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