3年ぶり雪合戦大会、チーム激減でピンチ 「コロナのブランク痛い」

白石和之
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 新潟・魚沼の真冬の風物詩「魚沼国際雪合戦大会」が来年2月12日、コロナ禍を経て3年ぶりに開催される。例年、県内外から200チーム前後を集めていたが、2年連続で中止を余儀なくされた影響は大きく、今回はまだ約30チーム。1月6日に出場募集の締め切りが迫るなか、主催する実行委員会は「熱い戦いを待っています」と熱烈なラブコールを送る。

 大会は1989年に約30チームの出場で始まった。大将1人、足軽4人の計5人でチームを組み、専用のコートを使って「シェルター」と呼ばれる壁で身を守りながら雪玉をぶつけ合う。審判員にひいきしてもらうためのプレゼントが推奨されるなど緩いルールもあって人気に火が付き、出場チームは2019年に221、20年に196と大幅に増えた。外国人が多く通う国際大学(南魚沼市)からも大勢の学生が参加した。

 33回目となる今回も、コロナ禍前とほぼ同じ内容で開催を予定。地元の飲食店が会場に販売ブースを出したり、各町内で飲食の無料サービスをしたりする。「帰ってきた シン・魚沼国際雪合戦」と銘打ち、今月から150チーム(大人126チーム、子ども24チーム)を募集している。

 13日現在、申し込みは大人29チーム、子ども2チームにとどまり、さらに、うち半数ほどは正式な登録が済んでいないという。魚沼市や観光協会でつくる実行委の担当者は「2年間のブランクは痛い。会場内が密にならないよう入場を制限したり外にたき火ゾーンをつくったりするなど感染対策もしっかり取るので、安心して参加してほしい」と気をもむ。

 応募方法などの詳細は大会ホームページ(https://seinenbu.uonumakoide.com/yuki/別ウインドウで開きます)。(白石和之)

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