データサイエンス系学部学科が続々誕生 就職好調 数学は必須?

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編集委員・宮坂麻子
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 データを分析し、社会課題の解決に生かすデータサイエンス。各地の大学で来春、関連の学部学科が「新設ラッシュ」を迎えそうだ。一橋大順天堂大など、国公私立を問わず開設予定が相次ぐ。日本のデジタル化の遅れが叫ばれる中、文系理系の垣根を越えて動き出している。(編集委員・宮坂麻子

一橋と東大理Ⅰ、理Ⅱの併願? 順天堂は文系もOK

 新設予定の中で注目を集めるのが、一橋大のソーシャル・データサイエンス学部だ。1951年に商、経済、法、社会の4学部態勢になって以来、72年ぶりの新設学部となる。

 商業学校から始まり「社会科学系の総合大学」として歩んできた。デジタル時代の中、既存学部の知見やノウハウとデータサイエンスを融合させてビジネスを革新し、社会課題を解決する人を育てることを狙う。

 同大のウェブマガジンで就任予定の新学部長は、求める人物像として「まず問われるのは、基礎力としての数学の素養」としている。データサイエンスには統計や計算が不可欠。「得意ではなくても、アレルギーがない、嫌いではないことは最低条件」とする。その上で「社会や経済への関心の高さ」「社会課題を自ら見つけ出し、データを自らそろえて分析し、解決への道筋を提言する主体性」も求める。

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