台湾、国葬へ超党派で公式代表団を派遣 中国の反発考慮した人選の妙

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台北=石田耕一郎
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 27日にある安倍晋三元首相の「国葬」に、台湾から立法院長(国会議長)などを経験した超党派の3人が正式な代表団として出席することになった。台湾の総統府が15日、発表した。安倍氏の死去直後には頼清徳(ライチントー)副総統が訪日したが、今回は現職高官の派遣を避けることで中国の反発を避けつつ、日本側から一定の待遇を得ることを重視したとみられる。

 代表団は野党・国民党から王金平・元立法院長(元国会議長)、与党・民進党からは日台の交流団体会長も務める蘇嘉全・元立法院長と謝長廷・元行政院長(元首相)。このうち王氏は、2011年3月の東日本大震災の直後、現職の立法院長として台湾からの寄付金を携えて訪日していた。安倍氏とも親交があったという。

 日本は1972年に中国と国…

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