「比内地鶏は硬い」 秋田知事が特産品に否定的発言、批判相次ぎ謝罪

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井上怜 北上田剛
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 「(食感が)硬い」「(ほかの鶏より)値段は3倍高いが、3倍うまいかはわからない」。自県を代表する特産品で、日本三大地鶏のひとつとされている比内地鶏について、秋田県佐竹敬久知事が否定的な発言をして、謝罪に追い込まれた。発言の真意は――。

 発言があったのは、8月26日。JA秋田中央会の幹部らが、同月の大雨で被害を受けたコメ農家などへの支援を要請するため、佐竹知事を訪れた時だった。

 比内地鶏も、鶏舎が水没するなど大きな被害を受けた。大館、北秋田、上小阿仁の2市1村で計1万6千羽以上が死んだ。

 複数の出席者によると、要請書の中の「比内地鶏への支援」も求める文言に目をとめた佐竹知事は、急に持論を展開し始めた。

 「比内地鶏は硬い。軟らかい…

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