圧巻スペインメドレー 宝塚・星組の礼真琴×舞空瞳 初舞台生も

有料記事宝塚歌劇団

杢田光
[PR]

 「オーレ!」のかけ声も威勢よく、スペインの風が吹き抜ける。宝塚大劇場兵庫県宝塚市)で4月23日、星組のショー「グラン カンタンテ!!」が開幕した。

ニュースレター[月刊タカラヅカPlus]

タカラヅカをもっと近くに。スターのインタビューやOGの活躍をメールでお届けします。こちらから登録できます。

 トップスター礼真琴(れいまこと)と相手役の舞空瞳(まいそらひとみ)が、ハイレベルな踊りで高め合う。108期生38人の初舞台でもあり、タカラジェンヌとしての一歩を踏み出した。

 タイトルは「素晴らしい歌い手」を意味するスペイン語。演出家、藤井大介が礼の実力をたたえて名づけたという。スパニッシュといえば赤のイメージだが、今回は爽やかな白と紫の衣装から。星組生が布やスカートをひるがえして勢いよく風を起こす。幕開きからエネルギッシュな星組の魅力が全開だ。

 フラメンコの衣装に身を包んだ礼がせり上がってくると、劇場の熱気がぐっと上がった。なめらかな美声とキレのあるダンスで引きつけ、帽子とジャケットを脱ぎ捨てる。「ここからが本領発揮」とばかりに、つやっぽい視線で客席を射抜いた。

スペイン作品のメドレー、初舞台生のラインダンスと見どころいっぱい。108期生のコメントも紹介します。

 中盤は、「誰がために鐘は鳴…

この記事は有料記事です。残り1030文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら