仲邑菫二段、中学生初のチャレンジャーに 相手は藤沢里菜女流名人

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大出公二 村上耕司
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 囲碁の中学生棋士、仲邑菫(なかむらすみれ)二段(13)が31日、藤沢里菜女流名人(23)への挑戦権を争う第33期女流名人戦リーグで優勝し、男女通じて史上最年少のタイトル挑戦者になることが決まった。藤沢が持っていたこれまでの最年少記録16歳を大幅に塗り替える、初の中学生チャレンジャーだ。

 女流名人戦リーグは7人の総当たりで争い、先に全局を打ち上げた仲邑は5勝1敗の単独首位に立っていた。この日、星一つ差の4勝1敗だった2位の謝依旻(しぇいいみん)七段(32)が敗れてプレーオフの可能性が消え、仲邑の挑戦権獲得が決まった。

 タイトルホルダーが挑戦者を迎え撃つ挑戦手合制のタイトル戦で、過去最年少の出場者は、2014年の女流本因坊戦五番勝負に挑戦した藤沢の16歳0カ月(第1局対局開始時)。男女競合の一般棋戦では、08年の名人戦七番勝負に挑戦した井山裕太名人(32)の19歳3カ月。

 今期女流名人戦三番勝負は4月14日に開幕し、その時点で仲邑は中学2年生の13歳1カ月。3年前にプロ入りし、まだ年下の後輩棋士がいない(3月31日現在)少女が大舞台に立つ。

 本拠地の東京・市ケ谷の日本…

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