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　J1最多の191得点を記録するストライカーが、ユニホームを脱ぐ。今季限りでの現役引退を表明したセレッソ大阪のFW大久保嘉人（39）。22日に開かれた引退会見で、現役生活を振り返った。

通算200Ｇへの思い

　やや緊張した面持ちで会見場に登場した大久保。冒頭から涙で言葉を詰まらせながら、「大久保嘉人は、今シーズンをもって、引退します。20年間という長い間でしたけど、本当に最高のサッカー人生でした」と報告した。

　引退を決意したのは、会見が開かれるたった6日前の今月16日。「動けるうちに、まだまだできると言われるうちに辞めたいという理想があった。それが今なのかなと思い、決断しました」。誰にも相談することなく、自ら下した決断について、真っ先に妻の莉瑛さんに伝えたという。

　自身が持つJ1最多得点記録を、今季6得点して191にまで伸ばした。目標にしていた200ゴールの大台まであと9得点。ただ、今季のリーグ戦は残り2試合で、達成は厳しい状況になった。

　そのことを問われた大久保は…