長野)軽井沢の物語つづった本 作家の塩川さんが出版

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土屋弘
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 長野県軽井沢町に住む作家で歌人の塩川治子さん(76)が、町の歴史や文化にまつわる物語をつづった「軽井茶話(かるいさわ)」を出版した。町に立つシャーロック・ホームズ像の由来から町と戦争との関わりまで、観光地・軽井沢の、別の一面を知ることができる。

 塩川さんは1976年に東京から軽井沢に移住。町立図書館長などを経て、現在はゆかりの学者や文化人らでつくる軽井沢文化協会の副会長。「軽井茶話」には、約15年間にわたって同協会の会報に書き続けた60話を写真付きで収めた。

 「追分のホームズ像」では、旧追分宿の外れにある像の由来をたどる。「等身大」(183センチ)のブロンズ像で、88年に日本シャーロック・ホームズクラブの有志が建てた。ホームズ作品を全訳した延原謙(1892~1977)が追分の別荘を仕事場としたことから、この地が選ばれたという。毎年5月にはフォーラムが開かれ、全国からシャーロキアンが集まる。

 「封じられた歌」は、浅間山

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