米政府、大麻の危険性を「低レベル」に分類へ 進む規制緩和 米報道

有料記事アメリカ大統領選挙2024

ワシントン=高野遼
[PR]

 米政府が大麻の危険性を現在よりも低いレベルに引き下げる方針であると、AP通信などが4月30日に報じた。米国では大麻合法化を求める声が若者を中心に強まっており、バイデン政権は規制の緩和に向けた動きをみせている。

 連邦法では、大麻はヘロインなどと並んで乱用の可能性が最も高い「1類」に分類される。報道によると、麻薬取締局(DEA)は5段階のうち「3類」まで大麻の分類を引き下げる方針だという。せき止めの有効成分コデインやステロイドなどと同じ分類になる。

 分類変更が認められても、ただちに全面的な合法化につながるわけではないが、「生産や研究に対する規制が緩和され、医師による処方が可能になる」と米紙ニューヨーク・タイムズは報じている。

 昨年11月のギャラップ社の…

この記事は有料記事です。残り229文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

アメリカ大統領選挙2024

アメリカ大統領選挙2024

民主党のバイデン氏が2期目を狙う。共和党では復権に向けトランプがリード [もっと見る]