ヤフー対立、友好関係がなぜ アスクル「詰んでるが…」

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 オフィス用品大手アスクルは17日夕、親会社のヤフーが来月の株主総会で岩田彰一郎社長(68)の再任に反対する方針を示したことを受け、執行役員らが報道陣に説明会を開いた。主なやり取りは次の通り。主な回答者は、コ―ポレート本部コーポレートコミュニケーション統括部長の小和田有花氏。

「ヤフー、企業統治のプロセスを無視」

〈冒頭説明〉

 「6月27日に(ヤフーの)川辺(健太郎)社長が当社に来訪し、岩田(社長)に対し『身を引かれたらどうか』という話をいただいた。岩田も検討したが、『引き続き現経営陣でやっていきたい』と回答した」

 「当社とヤフーの経営思想が違ってきてしまっている。イコールパートナーシップが喪失されている。もはや当初の提携関係で実現しようとしていたナンバーワンの新たなEC(ネット通販)をつくるという目標を達成できないと考え、提携解消を申し入れた」

 「ヤフーは岩田(社長)の交代(理由)について年齢と業績悪化を理由に挙げられているが、今期は前期比で大幅増益を見込んでいる」

 「ヤフーは株主総会での岩田(社長の)選任反対を表明しているが、もともと(ヤフーは岩田社長の再任に6月には)異論がなかった。それを翌月に反対し、辞任をもとめるのは遺憾で、ガバナンス(企業統治)プロセスを無視している」

再任否決なら岩田社長は「無職」

〈質疑〉

 ――筆頭株主のヤフーと第2…

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