逆襲の中部電力、LS北見に勝ちたい理由 カーリング

有料記事

渡辺芳枝
【パノラマ写真】カーリングのストーンになって見る世界
[PR]

 カーリング女子の平昌(ピョンチャン)五輪出場チームを決める代表決定戦が8日から北海道北見市で始まる。2016年世界選手権銀メダルのLS北見に、4年分の思いを力に変えて中部電力が挑む。

 前哨戦となった8月のどうぎんクラシックで、中部電力は3―11でLS北見に大敗した。技術でも経験でも、相手が一枚上手だと言わざるを得ない。それでも主将でサードの清水絵美(26)は「あの時を思えば幸せ。そう、みんなで話している」と言い、司令塔のスキップ、松村千秋(24)は大きくうなずいた。

 松村と清水は、日本女子屈指の「スイーパー(掃き手)」だった。得点に直結する3、4人目のショットの時、ブラシで氷をこすって石を操る役割だ。だが、13年にソチ五輪最終予選代表決定戦で敗れ、主将だったサードの市川美余が引退。15年にはスキップだった藤沢五月(26)がLS北見に移籍した。部の方針で他チームからの戦力補充はせず、松村はスキップ、清水はサードに移った。

 頼れる存在を失った上、ポジ…

この記事は有料記事です。残り542文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら