(各駅停話)関内駅 こだわり野菜 行商は74歳

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伊丹和弘
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 関内駅近くのイセザキ・モールで斉藤いつ子さん(74)は、小さな露店を開く。千葉県一宮町で自ら作ったトマトやブロッコリーなどの野菜を売っている。

 始めたのは28歳のとき。「嫁に行った先が行商の村だった」。午前6時14分、上総一ノ宮駅から横須賀線直通の外房線に乗り、横浜駅まで約2時間。根岸線に乗り換える。青春18きっぷを使って乗車賃を節約することも。「昔は行商専用列車があって、500人以上乗ってた。今は同じ駅から行商に出るのは3人だけ。私が最若手」と笑う。

 当初は姉が住んでいた縁で東…

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