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11月23日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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フォトギャラリー 昭和天皇戦後巡幸(1949年)前編会員登録が必要です

 今回の皇室とっておきフォトギャラリーは、昭和天皇の戦後巡幸のうち、1949(昭和24)年5月17日から6月12日の九州巡幸のうち、前半の福岡県、佐賀県、長崎県の写真を紹介します。

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朝日写真フォトアーカイブ

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(おわけできない写真もあります)

  • 1949年5月19日、九州巡幸が始まり、福岡県八幡市の宿舎から小倉市砂津を経て、門司市(いずれも現・北九州市)に向かう昭和天皇を乗せた御料車と沿道の奉迎者たち。上は当時の朝日新聞西部本社。九州巡幸の日

  • 門司市の門司鉄道局ビル屋上で、港湾施設や鉄道の復興について説明を聞かれる。このときの光景を「なりはひの栄えゆくべきしるしみえて船はつどへり門司の港に」と御製で詠まれている

  • 小倉市の門司鉄道局小倉工機部(現・JR九州小倉総合車両センター)を視察した際、労働組合の代表と話をされる昭和天皇。天皇の右後ろに立ち、緊張した面持ちで見つめているのは三谷隆信侍従長

  • 八幡市の日本製鉄(現・新日鉄住金)八幡製鉄所では、平炉の前で灼熱の溶鋼をグラス越しに観察された

  • 20日、福岡県直方市の九州炭鉱保安技術研究所で、ガス炭塵爆発実験を見学した昭和天皇を迎えるため、防護マスク姿で整列している各炭鉱の救護隊員たち

  • 福岡県嘉穂郡庄内村(現・飯塚市)にある庄内村公民館の視察を終え、玄関から御料車へ向かわれる昭和天皇と、自分の横にいるとは思わずに、陛下の姿を探すように並んで歩く高齢の女性。この女性は、昭和天皇が乗車す

  • 福岡県の飯塚から二日市に向け、筑豊本線を走る昭和天皇を乗せたお召し列車と奉迎者たち。牽引機はC11の重連。手前の女性たちは日の丸の小旗を振っているが、東京裁判の終結もあり1949年1月1日の連合国最高

  • 21日、福岡県粕屋郡和白村(現・福岡市東区)にある児童養護施設で、引揚孤児を養育する「和白青松園」を訪問、子どもたちの歓迎に目を合わせて笑顔で応えられる昭和天皇。同園について「よるべなき幼子どももうれ

  • 22日、引揚・戦災孤児が暮らす佐賀県三養基郡基山町の因通寺洗心寮の寮舎を訪れ、畳の上に正座して迎えた子どもたちに笑顔で話をされる昭和天皇。「みほとけの教まもりてすくすくと生ひ育つべき子らにさちあれ」と

  • 23日、佐賀県杵島郡白石町の県立佐賀農業高校で、ぬかるみにはまった昭和天皇の御料車を押し上げる人たち。長靴の人もいるが、多くは素足に下駄で、泥まみれになっている

  • 24日、佐賀県杵島郡武雄町(現・武雄市)の宿舎・春慶屋近くの沿道に集まった奉迎者に帽子を振って応えながら、車まで歩かれる昭和天皇。後方は東京駅で知られる辰野金吾が設計した武雄温泉楼門。現在、重要文化財

  • 長崎県佐世保市の佐世保船舶工業(現・佐世保重工業)を訪問、ドックを視察される昭和天皇。左は解体された旧海軍艦艇のスクラップの山

  • 25日、長崎県南高来郡深江村(現・南島原市)の県種馬育成場では、馬の顔を見つめながら撫でられていた

  • 26日、休養日で長崎県の雲仙国立公園を訪れ、仁田峠の展望所から、島原湾の奥に広がる熊本県方面を眺められる昭和天皇。ミヤマキリシマなど雲仙に自生する植物を観察しながら散策もされた。雲仙岳について「高原に

  • 27日、長崎市の原子爆弾の爆心地近くにある長崎医科大学(現・長崎大学医学部)を訪れ、校舎の屋上で大学の復興状況を聞かれる昭和天皇

  • 長崎医科大学の2階廊下で、自宅から担架で運ばれてきた同大の永井隆教授を見舞われる昭和天皇。右上は永井氏の長男誠一さん、次女茅乃さん。永井教授自身も原爆で被爆し、重傷を負いながらも被爆者たちの救護にあた

  • 原爆の被害が痛々しく残る長崎医科大学の視察を終え、看護師などの見送りに応えながらオープンカーで出発される昭和天皇

  • 原爆が投下された長崎市松山町の爆心地のそばを走る、昭和天皇を乗せたオープンカーと奉迎者たち、奥に立っているのが原子爆弾落下中心地の碑。向かい合って座っているのは三谷隆信侍従長。画面左下の画像が欠落して

  • 長崎奉迎場となっている浦上球場で、奉迎台の上から帽子を振って応えられる昭和天皇。ここでは、長崎市民が受けた犠牲は同情に堪えない。これを平和日本建設の礎として世界の平和と文化のために努力していかねばなら

  • 三菱重工業長崎造船所を訪問、従業員の万歳三唱で迎えられ、戦艦武蔵を建造した立神第二船台に立たれる

朝日写真フォトアーカイブ

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