大学入試、広がる「女子枠」 国公立の理工系、9大学が新設

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 入試に「女子枠」を設ける大学が急増している。国公立大で、現在の1年生が受けた入試で「女子枠」があったのは5大学だったが、今春入学者向け入試では14大学と3倍近くに。朝日新聞と河合塾が昨夏に行った共同調査では、女子学生を増やしたいと考える大学は4割を超えており、女子学生を増やす動きは今後も加速しそう…

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    曽我部真裕
    (京都大学大学院法学研究科教授)
    2024年1月6日7時19分 投稿
    【視点】

    形式的な公平性が極めて重視されてきた日本の大学入試において、「女子枠」を導入するということには相当の理由付けが求められます。 「多様性」が必要だということであれば、女性だという指標のほかにも様々な指標に基づく枠設定が求められるはずであ

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    西田亮介
    (社会学者・日本大学危機管理学部教授)
    2024年1月6日17時48分 投稿
    【視点】

    難関国立大学や理工系、文系の一部の学部などに顕著な男女学生比率の不均衡があり、やはり顕著な改善も見られず、中等教育時の文理選択や地方における男女の進学率の不均衡も改善の足を引っ張るというとき、やはり少なくとも一定期間大学入試に手を付けるとい

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