パトリック・チャン、独占取材に日本選手やスケートの価値を語る
3月20日からモントリオールで世界選手権が開催される。パンデミックで中止となった2020年大会から4年。2013年(オンタリオ州)ロンドン世界選手権以来、11年ぶりのカナダ開催だ。
「時が流れるのが早くて、とても実感がわきません」
独占インタビューに応じた、元世界王者パトリック・チャン(33)はそう感慨をもらした。13年ロンドン大会での地元カナダ勢は、チャンが男子のタイトルに輝き、ペアで銅、アイスダンスで銀を獲得した。特にカナダの男子は他にもブライアン・オーサー、カート・ブラウニング、エルヴィス・ストイコ、ジェフリー・バトルと数多くの世界王者が輩出してきた。だが現在カナダのシングルは低迷している。現男子チャンピオンのウェスリー・チュウは2月の四大陸選手権で7位。世界選手権トップ10入りも厳しい見通しだ。
「今の男子に求められる技術が高すぎて、安定した演技を見せることが年々難しくなっている。でもウェスリーは僕が同じ年齢の頃より難しいことをしています」とチャンは18歳の後輩をかばった。
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