給食「ふりかけ持参OK」に論争 生徒の要望で開始、議員からは異論

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三浦宏

 給食のおかずは全部食べたけど、ご飯だけが残っている――。そんな状況を改善しようと、兵庫県川西市立中学校では、家から好きなふりかけを持ってきてもOKになった。フードロスを減らす試みだが、給食ならではの懸念も出ている。

 3学期給食初日の1月10日、川西中3年の松賀太陽さん(14)は、かばんから野菜ふりかけを取り出した。ご飯はいつも大盛りで、おかずは先になくなる。「ふりかけがあると、最後までおいしく食べられます」

 市立中学校7校で給食が始まったのは2022年の2学期で、給食センターで計3700人分を作る。主食はすべて米飯で、1人分は乾燥状態で100グラム。炊き上がりは茶わん1杯より少し多めになる。

 最初の3カ月間を対象に調べたところ、ご飯が18%残っていた。生徒へのアンケートでは、ご飯が「多い」は47・5%と最多で、「適量」が45・8%、「少ない」が6・7%だった。

 3学期から、昆布のつくだ煮を月に数回出したり、菜っ葉やコーン、青のりなどを入れた混ぜご飯の回数を増やしたりしたが、ご飯が残る状況はあまり変わらなかった。

「1袋限定」「生徒間の譲渡禁止」

 事態を動かしたのは生徒らの…

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    仲岡しゅん
    (弁護士)
    2024年2月7日12時0分 投稿
    【視点】

    ふりかけ持参、私は賛成です。 塩分とはいっても他の食事との関係で本人の一日の摂取量全体を厳重に管理できるものでもないですし、他の生徒を困らせるようなものでもないので、細かいことは言わず本人が食べやすいように食べれば良いんじゃないでしょうか

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    吉川ばんび
    (作家・コラムニスト)
    2024年2月7日12時0分 投稿
    【視点】

    フードロスを減らすために必要な、重要な取り組みだと感じます。アレルギーについては各家庭で十分気を付けているでしょうし、子供が食べられない食材が入ったふりかけを持って行かせるとは考えづらい。個別包装のものであれば食中毒のリスクも決して高くない

    …続きを読む