自民党安倍派の裏金事件について、同派有力幹部「5人衆」の一人である萩生田光一前政調会長が国会内で記者会見を開いた。萩生田氏は2018年から22年までの5年間で政治資金収支報告書に不記載の裏金額が計2728万円にのぼることを明らかにした。事務所スタッフが管理していたとし、「毎年の政治資金収支報告書の提出前に、おおむねの報告を聞く程度で詳細まで把握をしていなかった」と釈明した。
萩生田氏は「派閥を含む政治団体のガバナンス不全が露呈したものであり、結果、国民の政治不信を招いたこと、政治に携わる者として強く反省している」と陳謝した。議員辞職や離党は否定した。
裏金の使途は
裏金の主な使途については2…