麻生氏、トランプ氏と接触探る NY訪れ「会おうとした証拠に」

有料記事

中田絢子
[PR]

 米大統領選共和党指名候補を選ぶ党員集会が15日、アイオワ州で開かれ、トランプ前大統領が勝利した。今年11月の本選ではトランプ氏バイデン大統領との対決が有力視され、トランプ氏勝利の可能性もある中、先週訪米した自民党麻生太郎副総裁がトランプ氏との接触を水面下で模索していたことがわかった。今回は実現しなかったものの、麻生氏とトランプ氏の接触を模索する動きは続きそうだ。

 麻生氏は9~13日の日程で訪米。ワシントンでは米政権高官と会談したほか、米シンクタンク主催の講演では中国の台湾侵攻を防ぐために国際的な抑止力を高める必要があると訴えた。

 麻生氏の訪米は、岸田文雄首相の訪米に向けた地ならしも目的だったが、永田町関係者が注目するもう一つの理由があった。麻生氏が滞在中、トランプ氏と接触するのではという観測だ。とくにバイデン政権の意向を重視する外務省幹部らは、麻生氏の動向に戦々恐々だった。

 関係者によると、麻生氏側に…

この記事は有料記事です。残り709文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません