藤井聡太八冠がJT杯連覇 今年振り返り「結果より、没頭に充実感」

有料記事

北野新太

 将棋の藤井聡太名人・竜王(21)=王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ八冠=が19日、東京都江東区の東京ビッグサイトで行われた第44回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)の決勝で糸谷(いとだに)哲郎八段(35)に149手で勝ち、2連覇を達成した。

 持ち時間各10分のJT杯。早指しを得意とする糸谷八段との決勝戦は先手で角換わりの将棋になった。

 右玉を採用した糸谷八段の「玉の広さ」と堅陣を敷いた藤井名人の「玉の堅さ」の勝負となったが、持ち時間が切迫する中でも指し手を最後まで乱すことのなかった藤井名人が制勝した。

記者サロン「渡辺明が語る将棋界2023」【11月23日(木・祝)~】

藤井聡太八冠が誕生しました。新記録が達成された王座戦五番勝負の勝負の分かれ目はどこにあったのか。藤井八冠の快進撃に待ったをかけるのは誰か。名人3連覇の実績を誇る渡辺明九段にたっぷり語っていただきます。

 局後は「苦しくした局面もあ…

この記事は有料記事です。残り671文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

藤井聡太八冠

藤井聡太八冠

日本の将棋界で史上初めて、全8つのタイトルの同時制覇の偉業を成し遂げた藤井聡太八冠。AIを超える彼の「妙手」とデータで振り返る[もっと見る]