東北大、「10年ルール」で84人を雇い止め 有期雇用の研究者ら

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平川仁 中島嘉克
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 有期雇用の研究者の契約期間が通算10年を超えると無期雇用に転換できる「10年ルール」をめぐり、東北大学は2022年度末で、有期雇用の研究者や技術者の計84人を「雇い止め」にした。

 同大によると、22年度末時点で通算10年となる研究者や技術者は164人いた。うち84人(常勤27人、非常勤57人)の雇用を終了した。その理由について「他機関への就職が決まった」「職員が従事していたプロジェクトが終了した」ことなどを挙げる。

 一方で80人は雇用継続した。限定正職員などの試験や選考などを経て、「新たな雇用」にしたといい、内訳は無期が69人、有期が11人という。

 「雇い止め」になった人や雇用継続となった人の年代などの詳細は公表していない。

 13年4月施行の改正労働契…

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