前原氏、国民民主の代表選出馬へ 維新と連携強化で政権交代めざす

国民

松井望美
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 国民民主党前原誠司代表代行は28日、党代表選(8月21日告示、9月2日投開票)に立候補する意向を固めた。すでに出馬を表明している玉木雄一郎代表との一騎打ちになる公算が大きい。自民党との距離や日本維新の会などとの野党協力のあり方が争点となる見通しだ。

 関係者によると、前原氏は推薦人(国会議員4人・地方議員4人)を確保できるめどが立った。維新などとの連携強化を進めるとする前原氏の方針に、党内で一定の支持が広がっていると判断したという。8月1日にも記者会見を開いて正式に表明する。

 玉木氏は旧民主党を源流とする立憲民主党と距離を置き、与党と協調する姿勢が目立った。前原氏はこうした「玉木路線」に疑問を呈し、「政策本位で野党結集を進め、政権交代の道筋をつけたい」と語っていた。

 任期満了に伴う今回の代表選は、8月3日に立候補の届け出が行われる。(松井望美)

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