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「もうクビになった」「桃は献上した」 自称「宮内庁関係者」の主張

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笠井哲也

 福島県北部の全国有数の果樹産地にもたらされた、「皇室献上桃」の木札の真偽をめぐる問題。

 記者は13日、「皇室に献上する」として農家から桃を受け取り、「皇室献上桃」の木札や、宮内庁作成とされる文書を農家に届けた男性と東京都内で会った。記者は昨年、桃の取材を通じて複数回、福島で男性と会っており、それ以来だった。やりとりは次の通り。

 ――あなたが福島の農家に持って行った木札について、宮内庁は「宮内庁が出すことはない」と関与を否定した。また、あなたについて「同姓同名の職員はいない」と説明している

 「宮内庁と色々トラブルがあり、4月から表面上、出入り禁止なんですよ。今年2月に私が辞めた。同時に、宮内庁からは看板(木札)を出していないということにされてしまった」「今は、献上のときは皇居の『入門証』をとって中に入っている」

 ――宮内庁側から献上をお願いすることはないと聞いた

 「献上という形じゃなく、産…

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