「飲む中絶薬」審議を見送り 厚労省「パブコメの分析、間に合わず」

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市野塊
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 人工妊娠中絶のための飲み薬について、厚生労働省は24日に予定していた審議を見送ると発表した。募集したパブリックコメントが通常の100倍以上の約1万2千件集まり、「分析や対応の整理に予想以上に時間を要している」と説明している。承認の賛成意見が反対の倍程度あったという。

 当日に審議内容を取り下げるのは異例。「なるべく早い時期に審議できるようにする」として、4月以降に改めて審議するという。

 審議予定だったのは中絶薬の「メフィーゴパック」。妊娠を続けるために必要な黄体ホルモンのはたらきを抑える薬「ミフェプリストン」と、子宮を収縮させるはたらきがある薬「ミソプロストール」を組み合わせて使う。対象は妊娠9週までの妊婦。

 この薬をめぐっては、1月に…

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