岸田首相、週末に鼻を手術 手術中は松野博一官房長官が臨時代理

岸田政権

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 松野博一官房長官は10日午前の記者会見で、岸田文雄首相が11日に都内の病院で鼻の手術を受けると発表した。慢性的な鼻づまりの症状があり、原因である鼻茸(はなたけ)(ポリープ)を伴う慢性副鼻腔(ふくびくう)炎などを治療する。全身麻酔で行われるため、手術の間は松野氏が首相の臨時代理を務めるという。

 松野氏は「今後の公務に支障をきたさないよう、処置を受ける」と説明。首相は手術後、その日のうちに帰宅し、13日から本格的に公務を再開するという。

 内閣法9条は「内閣総理大臣に事故のあるとき、または内閣総理大臣が欠けたときは、あらかじめ指定する国務大臣が臨時に、内閣総理大臣の職務を行う」と定めている。松野氏は臨時代理の就任順位第1位。松野氏は手術が全身麻酔で行われるため「首相としての職務を全般的に行うことができない状態」に当たると説明した。

 首相は昨年11月以降3回、都内の耳鼻咽喉(いんこう)科を受診していた。

 首相は10日午前、埼玉県戸田市で記者団に「去年鼻づまりを感じたことがあり、その後薬をもらっていたが、今後の活動に万全を期すために、内視鏡による手術を受け、体調を完全なものにしたいと考えた」と話した。

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