iPhone値上げは用意周到?背景に中古品「狙い目は11月以降」
米アップルが7日(日本時間8日)にiPhone(アイフォーン)の新型「14」を発表した。日本国内で同製品を7月に値上げしたばかりだが、さらに高くなった。そのため、旧型「13」の中古品に注目が集まるが、値段が高騰しており、専門家は「11月以降が狙い目」と話す。
今回アップルが発表した直販価格は、米国では昨年発売の「13」と同額の設定となっている。これに対し、円安が進む日本では、「14」が11万9800円~、「14プロ」が14万9800円~など、「13」と比べ、発売当初から2万~3万円程度高く設定された。ただ、アップルは国内向けの端末を7月に値上げしており、その価格からは数千円の微増となった。
民間調査会社「MM総研」の横田英明研究部長は、7月の値上げは消費者の反応を見る「テストマーケティング」との見方を示す。値上げ後の7、8月の販売台数は、前年比でそれほど減らなかったといい、「このままの価格でいけると判断したのでは」と推測する。
横田氏によると、値上げして…
- 【視点】
円安の影響で大幅な値上げとなった「iPhone 14」ですが、いわゆる転売ヤーが円安での差益を目的に、値引きなしでもスマートフォンを買い占めてしまう可能性は十分にあります。行政には、携帯電話会社による値引きとは関係なく、転売ヤー対策を考えて
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