容疑者、海自で小銃射撃を経験 3年間在籍 安倍元首相銃撃

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成沢解語
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 安倍晋三元首相(67)が8日、奈良市内で街頭演説中に銃のようなもので撃たれて亡くなった事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された職業不詳の山上徹也容疑者(41)=奈良市大宮町3丁目=が、2002~05年の3年間、海上自衛隊に任期制の自衛官として在籍していたことが防衛省関係者への取材でわかった。部隊では小銃の射撃や解体、組み立てについても学んでいたという。

 防衛省関係者によると、山上容疑者は02年、佐世保教育隊に入隊し、護衛艦「まつゆき」に乗艦。第1術科学校に勤務後の05年、任期満了で退職した。3年間の任期中には年1回以上、小銃を扱う基本的な訓練を受けていた。銃の構造や取り扱いを学び、弾を込めて発射するまでの一連の実弾射撃も経験していた。小銃の分解や整備、組み立てについても習熟する訓練も受けていたという。

 訓練の中では銃を不正使用しないようにするための教育も受けていたという。ただ、特殊な技術を持ったまま自衛官を辞めることをめぐっては、防衛省側から知識を悪用しないといった誓約書を提出させることはしていないという。

 同省は山上容疑者は在籍時の…

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