63人の比例票無効に、選挙区の投票用紙2度渡すミス 茨城・つくば

参院選2022

藤田大道
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 茨城県選挙管理委員会は27日、つくば市参院選期日前投票所で、有権者63人に茨城選挙区の投票用紙を2度渡し、比例区に投票させるミスがあったと発表した。63人の比例区の投票は無効になる見込みだという。

 県選管によると、選挙区の投票用紙はクリーム色(うす黄色)で、比例区は白色。用紙の右上に選挙区は「選」が、比例区は「比」の文字が、それぞれ丸で囲まれて印刷されている。

 ミスがあったのは、商業施設「イオンモールつくば」内に設けられた期日前投票所。26日午前10時~午後0時20分ごろ、選挙区の投票を終えた63人に、本来は比例区の投票用紙を渡さなければならないのに、担当者が誤って選挙区の用紙を渡したという。投票に来た64人目の有権者から、用紙が違うと指摘され、ミスに気づいたという。

 この投票所では、1人の担当者が、訪れた人に投票用紙を渡す業務を担っていたという。これを受けて県選管は26日、投票所の業務を担う各市町村選管に対し、投票用紙を渡す際は、複数人で十分確認するよう注意喚起した。

 県選管は、「選挙の執行管理に対する信頼を損ね、おわびします」とのコメントを発表した。(藤田大道)

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