「共産が政権に関わったら…」国民に広がった不安、党内で自省の議論

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横山翼
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 10月の衆院選で「野党共闘で政権交代を」と訴えたものの議席を減らした共産党で、自省の議論が始まっている。きっかけの一つは、「野党としての共産党なら良いけれど、政権に関わったらどうなるの?という不安は、私たちの想像を超えて広がった」という田村智子政策委員長のツイートだ。

 田村氏が投稿したのは、衆院選を総括した先月27、28日の党中央委員会総会後。総会では、志位和夫委員長が、立憲民主党と「限定的な閣外からの協力」という政権合意を結んで戦った衆院選を「重要な成果」と強調した。その一方で、共産批判に十分対応できなかった責任は「状況を的確に把握し、イニシアチブを発揮できなかった常任幹部会にある。厳しい反省点としたい」とも述べた。

 田村氏は自身のツイッターで、共産が「政権に関わる存在」になったときに「全く異なる不安になるのでは」と分析。政権交代を軸にした選挙戦での訴えが「国民の中に広がる不安をつかんだものではなかった」などと省みる投稿をした。

 田村氏は安倍政権の「桜を見…

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