「強い芯もって」 女子ラグビー五輪代表選手がエール

中川壮

 7人制ラグビー女子日本代表として今夏の東京五輪に出場し、来春から「ながとブルーエンジェルス」に加入する平野優芽(ゆめ)選手(21)=日本体育大学4年=が7日、山口県長門市の三隅中学校を訪れ、講演した。平野選手は夢に向かって揺るがないことの大切さを生徒たちに伝えた。

 平野選手は東京都出身のバックス。東亜学園高校時代から日本代表入りし、ブルーエンジェルスの村杉徐司ハイパフォーマンスディレクターは「日本でナンバーワンの選手」と評す。

 平野選手はラグビーを始めた小学1年の頃から、日本代表になるという夢を持っていたという。「夢があったから、いろいろなものを犠牲にして頑張ってこられた。好きなものや夢や目標、苦しいことがあっても変わらない強い芯を持って」と呼びかけた。

 東京五輪で日本は12チーム中12位。平野選手は「3年後のパリ五輪で良い結果を残す原動力になっているかな」。ブルーエンジェルスを新たな所属チームに選んだ理由は「日本にいても世界レベルの練習を受けられる」からだと語った。

 三隅中3年の柳田夏歩(かほ)さん(15)は「今まで苦しい時とか諦めていた。高校受験を控え、自分も強い芯を持てるように努力していきたい」と話した…

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この記事を書いた人
中川壮
松山総局
専門・関心分野
途上国開発、ラグビー