「凡打の逆」とは…急逝から1年、野村克也さんの言葉力

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稲崎航一

戦後初の三冠王に輝き、ヤクルトや楽天などで監督を務めた野村克也さん(享年84)が亡くなってから、11日で1年となる。野村さんの残した功績は多いが、野球に関する感覚を「言葉」に起こしたことも、その一つだろう。

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 ヤクルトの浦添キャンプで臨時コーチをしている古田敦也氏が言っていた。「話の半分は野村(克也)監督の受け売り。継承するのが僕の仕事でもある。人はこう考えるから、こうやって裏を取っていこうという話がいっぱいある」

 2008年に出版された「古田の様(さま)」(金子達仁著)で古田氏は、野村さんが配球について考えた言葉「凡打の逆」を語っている。

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 凡打したら、打者はその打ち…

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