新型宇宙船の試験飛行でまた爆発 「データは取れた」

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石倉徹也
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 米宇宙企業スペースXが2日(日本時間3日)、100人乗りとなる大型宇宙船「スターシップ」の試験機を再び飛行させ、高度10キロまでの上昇に成功した。着陸には失敗し、昨年12月の試験に続いて爆発炎上したが、それでもスペースXは「今回もまた素晴らしい飛行ができ、多くの良いデータがとれた。近いうちに、また別の宇宙船を持ってくる」とコメントした。

 飛行したのは、スペースXが新しく建造した試験機「SN9」。日本時間3日早朝、開発工場がある米テキサス州ボカチカで3基のエンジンを点火し、約4分半かけて高度10キロまで到達した。スペースXの動画によると、SN9はその後、エンジンを2基停止させて上空で静止したのち、残る1基も停止し、機体を真横にしながら降下した。

 問題が起きたのは、打ち上げの約6分20秒後だった。降下速度を落とすためにエンジンを再び点火し、機体を垂直に立て直そうとしたところで機体が大きく振られ、傾いたまま地面に激突した。

 昨年12月の着陸失敗は、燃…

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