商店街が妖怪ロードになった 四万十

笠原雅俊
【動画】小京都の商店街が妖怪ロードになった=笠原雅俊撮影

 約150メートルのアーケード街を妖怪のイラストやちょうちんでいっぱいにする「しまんと百鬼夜行」が10日、高知県四万十市の天神橋商店街で始まった。イベントは17日まで。

 新型コロナウイルスで静かになっている街を明るくしようと同商店街振興組合が初めて企画した。今夏、同市や土佐清水市など幡多地区の妖怪伝承を紹介する「幡多妖怪地図」を製作した「四万十漫画倶楽部(くらぶ)」が全面協力した。

 幡多妖怪地図で紹介されている約90体の妖怪のイラストや解説パネルも設置した。障子で作った顔出しパネルも登場した。かっぱやてんぐ、鬼のコスプレを体験できる小道具を貸し出し、写真撮影も楽しめる。

 両親と訪れた四万十市の保育園児、白木愛和(あお)ちゃん(2)は父親がかっぱのお面をつけると、「こわい」と涙ぐんだ。企画した同振興組合の大田文雄さん(62)は「コロナを妖怪の力を借りて吹き飛ばしたい」と話している。(笠原雅俊)…

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません