「命の選別」発言 山本太郎氏が一転「除籍に値する」

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 れいわ新選組から昨夏の参院選に立候補した党の構成メンバー(党員)の大西恒樹氏(56)が「命の選別」を容認する発言をした問題で、山本太郎代表が10日夜、記者団に「彼の発言は除籍に値する」との認識を示した。「私一人では決められない」とも話しており、来週にも党の総会を開き、処分を決める方針だ。

 大西氏の発言について、山本氏は7日、党のホームページなどで「命について真摯(しんし)に向き合うチャンスを与えたい」などと処分しない方針を示したが、対応に批判が集まっていた。山本氏は代表としての責任について問われ、「非常に重たい責任を背負っていると思います」と述べた。

 大西氏は動画投稿サイトに3日公開された動画で、「どこまで高齢者を長生きさせるのか。命、選別しないと駄目だと思う」と発言。ネット上で批判が相次ぎ、7日に謝罪し、動画を削除していた。

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