「切れ込み」手口で1400万円詐欺 愛知の70代被害

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 愛知県警小牧署は15日、小牧市の70代女性が1400万円をだまし取られる被害にあったと発表した。

 署によると、2日午前10時ごろ、女性宅に警察官を名乗る男から「銀行の偉い人があなたの口座の情報を横流ししている」「お金をおろされると危ないので、カードを止めに行く」などと電話で連絡してきた。キャッシュカードの暗証番号も尋ねられ、女性は伝えたという。まもなく、警察官を名乗る別の男が女性宅を訪問。女性が用意したカード2枚に女性の目の前ではさみで切り込みを入れ、「これでカードは使えなくなった」と安心させた。

 しかし、実際はカードの磁気部分には影響はなく、カードが停止したかのように見せかけただけだった。口座からは2~15日の間に複数回、現金が引き出された。

 署は「警察官がキャッシュカードを預かることはないし、カードは切り込みが入っても使える場合があることに注意して欲しい」としている。

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