現在の仕事や担当
様々な論者の言論やオピニオンを紹介する部署にいます。
バックグラウンド
1998年入社。社会部でメディアや教育、原発、内閣府、復興庁などを担当したのち、特別報道部などを経て2021年4月からオピニオン編集部。慶応義塾大学SFC研究所上席所員を経て、明治大学ソーシャル・コミュニケーション研究所客員研究員。
仕事で大切にしていること
ここ数年、リベラリズム、アイデンティティ政治、国民主権というキーワードを考え続けています。欧米でも日本でも「リベラル」嫌いが増え、トランピズムとポピュリズムが伸長している。近代のネーション=ステートが退潮し、社会で「上下」の分断が大きく進行するなか、グローバル化から取りこぼされる人たちを、リベラル勢力はきちんと見ているか。自由・公正・寛容という真にリベラルな価値を大切にしているか――。そんな自己検証の姿勢が求められていると思っています。
もう一つは「1人称を保つ」こと。現在の所属部の役割は、多くの人が自由闊達に議論する「言論の器」を確保・維持することです。他方で、記者個人が自らを主語にし、きちんと責任を負った「論」を提示していくことも時には必要なのではないか。役所の文書のような「無人称主語」の記事は、ネット時代には通用しない。そんな問題意識から、1人称での評論ジャーナリズム活動を数年前から、おずおずと始めています。
著作
- 『さよなら朝日』(柏書房、2021年)
- 『住民投票の総て』(「国民投票/住民投票」情報室、2020年)=共著
- 『それでも日本人は原発を選んだ』(朝日新聞出版、2014年)=共著
タイムライン
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