翁長忠雄

国際報道部
専門・関心分野東南アジア、中東、紛争、原爆、沖縄、差別

現在の仕事・担当

海外のニュースチェックや夕刊・デジタル版のデスク業務を担当しています。

バックグラウンド

1966年、米軍統治下の沖縄で生まれ、中学まで那覇にいました。沖縄戦体験者が身近にいて小学生のころから話を聞いていたことや、金網のフェンスに囲まれた米軍基地や芝生が広がる別世界の米軍住宅を見て育ちました。小学6年の時、右側通行から左側通行へ変わる様子を食い入るように見つめました。沖縄が戦争で「捨て石」となったことや、戦後の米軍統治、復帰後も埋まらない本土との格差を生んでいるものは何か。もやもや、そわそわするような気持ちから、新聞記者を志すようになりました。
入社してからは広島に記者とデスクとして2度勤務しました。原爆報道に携わることで、戦争についてさらに考えることが増えました。特派員になってからも東ティモールやイラク、シリア、パレスチナの紛争を取材する機会があり、沖縄や広島と重ね合わせていました。

仕事で大切にしていること

「記者行動基準」にある、「報道を通じて人種、民族、性別、信条、社会的立場による差別や偏 見などの人権侵害をなくすために努力する」を日々の取材のなかで実践したいと思っています。特に市井の人々の声をじっくり聞くことが大事だと考えています。

著作

  • 『朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016 イスラム国はどこまで拡大するか』(朝日新聞出版、2016年)=共著
  • 『検証「イスラム国」人質事件 朝日新聞取材班』(岩波書店、2015年)=共著

論文・論考

  • 『シリア・ウオッチ』(日本記者クラブ会報 2016年1月号)
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