現在の仕事・担当
現場を歩き、試合のおもしろさや勝負のあやを独自の視点で切り取ること。また、スポーツを取り巻く環境や背景にも目を配っています。通年企画「日本スポーツの現在地」では、子どものスポーツ離れなどをテーマに、社会や教育にも視野を広げています。
バックグラウンド
1987年入社。筑波大学でスポーツ社会学専攻、蹴球部でプレーしました。当時、サッカーはマイナー競技で、親には「サッカーなんてやっても飯は食えないぞ」といわれたものです。それが運良く、プロ化の過程に立ち会い、Jリーグを創設前から見てきました。W杯は1994年アメリカ大会から現地取材。サッカー界に限らず、多くの方との出会いに恵まれてきました。
仕事で大切にしていること
現場に通い、自分の目と耳で取材すること、様々な立場のひとから取材すること。同時に、直感に素直に従って動くことも大切にしています。
スポーツが好きで、アスリートのナマの声を直接聞けるメディアの仕事に興味がありました。記者になると、この国ではスポーツの社会的な位置づけが低いこと、価値が過小評価されているように感じてきました。さらに、東京五輪などを通じて、スポーツの側が変わらなければならないことも強く感じています。
そしていま、AI(人工知能)の普及などで利便性が広がる時代だからこそ、スポーツの価値が見直されるチャンスだと思っています。
著作
- 『指揮官 岡田武史-アルマトイ、フランス、そして札幌』(朝日新聞出版、2001年)
- 『日本代表監督論』(講談社、2002年)
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