現在の仕事・担当
「地球沸騰化時代」を迎え、気候危機をどう回避するかは、世界が最優先に取り組むべき課題になっています。生物多様性の喪失やプラスチックによる海洋汚染など、人類の生存を脅かしかねない環境問題はほかにも多くあります。これらは相互に関連し、負のスパイラルにも、ポジティブな循環にもなり得ます。複雑な問題の同時解決を探ろうと取材を続けています。
バックグラウンド
大学時代の部活動で返還間もない沖縄のサンゴ礁を調査。その美しさと破壊の速さに衝撃を受け、自然の大切さを実感しました。1997年に開かれた地球温暖化防止京都会議(COP3)を、環境庁(現・環境省)の担当記者として取材し、以来、気候変動や生物多様性、廃棄物、自然保護など環境問題全般と再生可能エネルギーを中心とするエネルギー問題をテーマに取材しています。1994年アップジョン医学記事賞(現・ファイザー医学記事賞)受賞。2005年英エディンバラ大学客員研究員。
仕事で大切にしていること
「すべてはつながっている」ということを心に刻んでいます。この世界には、自分と無縁な人や無縁なものは、何一つありません。
著作
- 『日本が動く 21世紀私たちは』(2000年、風濤社)=共著
- 『地球異変』(2008年、朝日新聞出版)=共著
- 『地球よ 環境元年宣言』(2008年、朝日新聞出版)=共著
- 『エコ・ウォーズ』(2010年、朝日新聞出版)=共著
論文・論考
- 『世界で広がる「耕さない農業」』(農山漁村文化協会「現代農業」2023年1月号)
- 『国の責任回避と表裏一体の幻想』(朝日新聞社「ジャーナリズム」2023年2月号)