北上田剛

千葉総局
専門・関心分野行政

現在の仕事・担当

主に千葉県北部の自治体を担当しています。

バックグラウンド

記者になる前は身体障害者のヘルパーの仕事をしていたので福祉分野に関心があります。また、特別報道部に所属していたときに同僚と全国の動物園を取材。継続的に動物園にお邪魔して動物福祉の問題も書いていきたいと思っています。

仕事で大切にしていること

身近な話題だけでなく、これまで関心がなかった分野でも、読者に「へー」と読んでもらえるように心がけています。

著作

  • 『岐路に立つ「動物園大国」』(現代書館、2022年)=共著

タイムライン

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南流山駅周辺の活性化へ 流山市が土地・建物所有者に奨励金

 千葉県流山市の中心部の一つ、南流山駅周辺の活性化に市が乗り出している。市の基準を満たした土地や建物の所有者に固定資産税相当額などを交付する奨励金制度を創設した。にぎわう街並みづくりにつなげるのが狙いだ。県内で初めての取り組みだという。  市によると、南流山駅は1973年、JR武蔵野線の開通に伴って開業した。2005年にはつくばエクスプレスも利用できるようになった。  駅の利用者は多いにもかかわらず、駅周辺は土地区画整理事業を始めてから50年以上経ち、低層階の建物が多く、飲食店などが少ないことが課題になっていた。  そこで市は今年7月、改築や新築などで一定の基準を満たした土地や建物の所有者に対し、固定資産税と都市計画税の相当額を奨励金として交付する制度をスタートさせた。  基準では、敷地面積の広さや容積率、敷地内の緑化などに加え、「透明感と開放性のある外観」などに応じて点数を付与。点数によって、奨励金が交付される期間も3、5、7年に区分した。  市内には、近くに商業施設や飲食店が集積し、緑化にも力を入れる流山おおたかの森駅がある。市の担当者は「南流山駅周辺の良さは残しつつ、土地の積極活用に結びつけ、開放感のある建物や緑化で良質な街並みづくりをめざしたい」と話す。  奨励金は実際の建築工事終了後などに受け付けるため、申請開始は来年4月以降を予定する。すでに事業者から4件の相談が寄せられているという。

南流山駅周辺の活性化へ 流山市が土地・建物所有者に奨励金

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五つのボールが飛び交うマルチなドッジ 日本代表がめざす普及と勝利

 子どものころ、多くの人が親しんだドッジボール。世界の舞台で戦いながら、「競技として広めたい」と活動する2人の選手が千葉県松戸市のチームにいる。ドッジボールの魅力とは。  「ナイスキャッチ!」  「危なかったね」  東京都内にある小学校の体育館。夜、楽しそうな笑い声が響いていた。  集まっていたのはドッジボールチームのメンバーら。大学生から社会人までが参加する男女のチームだ。  この日は、松戸市内のチームに所属する小松裕也選手(32)=同市=と篠原謙生選手(26)=東京都練馬区=も加わっていた。自身の練習のため、たまに参加させてもらっているという。  笑顔と真剣な表情が入り交じる練習風景だが、なじみがあるルールとは様子が違う。 ■6人対6人、外野なし  6人対6人で五つのボールを使う「マルチボール」という方式だ。  外野はないため、ボールに当たればアウトになってプレーに参加できなくなる。しかし、味方がキャッチに成功すれば、アウトになった1人が復活できるという仕組み。ワールドカップ(W杯)など国際試合で多く採用されるルールだという。  松戸市出身の小松選手は中学では駅伝や野球をしていたが、高校ではドッジボールサークルに所属。当時から都内のチームの練習にも参加するなどして力をつけてきた。2012年に初めて日本代表に選ばれ、いまは子どもたち向けのドッジボール教室やスポーツ教室を通じての普及活動にも力を入れる。  篠原選手も16年から日本代表に選ばれた。主将(混合の部)も務める実力派で、各地で教室を開催して楽しさを伝えてきた。  2人とも、今年1月にサウジアラビアで開かれたアジア選手権に出場。小松選手が男子の部で準優勝、篠原選手が混合の部で3位と活躍した。  男子選手が投げるボールは時速100キロを超すという激しいスポーツ。国内では競技としての認知度は十分とはいえないが、小松選手は「投げる、捕る、よける。誰もが活躍できる素晴らしいスポーツ」と力を込める。  来年はW杯が開催され、2人も日本代表として出場する予定だ。  篠原選手は「世界一になり、国内での認知度を上げたい。スポーツとして楽しむ人が増えるように頑張りたい」と話している。 ■日本のドッジボール  1月のアジア選手権では好成績をおさめた男子と混合のほか、女子は優勝。いずれもW杯出場を決めた。日本ドッジボール協会によると、複数のボールを使うマルチボールは、世界的に見て主流のスタイルで、マレーシアやエジプトが強豪だという。一方、日本式のドッジボール(シングルボール)をしているのは日本と韓国、台湾、香港などだという。  同協会によると、日本国内の競技人口は小学生が約2万7千人、中学生以上が約4千人。

五つのボールが飛び交うマルチなドッジ 日本代表がめざす普及と勝利
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