森本美紀

くらし報道部
専門・関心分野障害福祉、介護、認知症、生きづらさ、単身社会 、高齢化するマンション

現在の仕事

障害のある人たちの地域生活や精神科病院の長期入院といった障害福祉、介護保険や被災地での高齢者を巡る介護、認知症の本人の方々を中心とした取り組みや施策、摂食障害などの背景にあるとされる生きづらさなどをテーマに取材しています。くらし面の読者投稿欄「ひととき」も定期的に担当し、投稿者のその後を紹介する特集「ひととき たどって」など読者からいただいたお声をもとにした企画などにも取り組んでいます。

仕事で大切にしていること

何事にもホットな心とクールな頭で向き合うこと、常識にとらわれず現場から学ぶこと、そこで得た事実を積み重ね真実にたどり着くこと、自ら発信することが難しい人の声を社会に届けること、信頼してくれる人たちを裏切らないこと、個の視点を起点として誰もが排除されずに生きやすい社会に近づける政策や制度につながる記事を書くこと、これらのためにはどんな労力も厭わないこと。人として水平な関係で向き合い、記者だからではなく、あなただから話したいと思われる人間でありたい。

バックグラウンド

大学卒業までは関西で育ち、1988年に入社。東京本社を足場に、大阪本社や新潟総局、広島総局にも赴任しました。出会った人たちが人生の宝物です。なぜ記者に?とよく聞かれます。発端は大学3年のとき、イスラエル占領下のパレスチナ自治区・ガザの難民キャンプを訪れたことです。壊れた家屋や力なく横たわる人たちを前に立ち尽くしていた私に、「現実を見て。社会に伝えて」とある青年が言いました。現場にしかない現実の重みに衝撃を受け、日々現場に立ち、社会に伝える仕事をしたいと思ったのが、記者を志すきっかけです。どこであっても、現場の持つ力は同じです。先入観にとらわれず、現場から学び、多くの方々との出会いから物事を深く洞察し、伝えるべきことを伝えるために日々模索しています。

趣味

ロックバンドのライブに行くこと、筋トレ、ドラムをたたくこと、野生動物を追うアフリカでのサファリ、亡き愛猫の写真を見ること、ユーチューブ番組を見ること、など。

仕事のキャリア

旧家庭面から現在のくらし面での取材活動が記者生活の大半を占めます。講演活動や寄稿などもさせていただいています。

著作

  • 『朽ちるマンション 老いる住民』(朝日新聞出版、2023年)=共著
  • 『平成家族 理想と現実の狭間で揺れる人たち』(朝日新聞出版、2019年)=共著
  • 『わけあってシングル』(朝日新聞出版、1996年)
  • 『新しい愛のかたち 女を生ききる』(講談社、1994年)=共著

論文・論考

有料会員登録でもっと便利に  記者をフォローしてニュースを身近に

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません