宮崎亮

広島総局次長
専門・関心分野子ども・若者・教育・差別と人権・自由と抑圧

現在の仕事・担当

広島総局デスクとして平和・核問題を担当しています。

バックグラウンド

もともとは報道の世界に興味があったわけではなく、単に書くことと人と話すことが好きで、記者になりました。やがて、取材で仲良くなった人たちが様々な困難や理不尽にさらされていることを学びました。家庭環境で苦労する子ども、出自や国籍、性のあり方で差別される人たち…彼ら彼女らが生きやすい社会をつくるため、少しでも役に立てないかと考えています。
共著『こころの作文』では、子どもが生活のありのままを作文につづり、それをクラス全員で読み合う生活綴方教育(作文教育)を続ける小学校のことを書きました。
単著『僕の好きな先生』では、小学校長として大阪市長の教育行政を批判する提言書を出した久保敬さんの、教員時代を取材。新人時代に勤めた被差別部落のある小学校の教え子たち、かまいたち・濱家隆一さんを含む約30年前の教え子たちとの物語を描きました。

  • 坂田記念ジャーナリズム賞特別賞(2022年)
  • メディア・アンビシャス賞(2023年)

仕事で大切にしていること

憲法14条に「すべて国民は、法の下に平等であって、人権、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とあります。
記者には、差別や不当な抑圧にさらされている人たちの言葉のスペースを確保する役割があるということを意識しています。

著作

『僕の好きな先生』(朝日新聞出版、2023年)
『自壊する官邸 「一強」の落とし穴』(朝日新聞出版、2021年)=共著
『こころの作文 綴り、読み合い、育ち合う子どもたち』(かもがわ出版、2018年)=共著
『子どもと貧困』(朝日新聞出版、2016年)=共著

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