現在の仕事・担当
いまはインドやアフガニスタンなど南アジアの国の取材を主に担当しています。
政治や外交、経済といった堅いテーマから、恋愛や文化、スポーツといった分野まで幅広くカバーしています。
時には、インドも参加した国際会議の取材を日本でしたり、インド系の人材が多い米国に出張したりもします。
アフガニスタンに1カ月以上滞在した時は、ピラフ風のご飯やケバブばかり食べていたので、日本食が恋しくなりました。
バックグラウンド
1981年生まれ。2005年に入社。自分が知らない世界を見てみたいと思い、記者を志しました。
過去には、横浜や奈良、大阪、東京で勤務し、事件・事故から教育、スポーツ、文化財・寺社の取材などを担当してきました。
大阪社会部時代には、子どもの貧困問題のほか、学校法人「森友学園」の幼稚園運営や小学校建設問題を取材し、取材班の1人として坂田記念ジャーナリズム賞(2016、2017)を受賞しました。2017年から2020年には、南アフリカのヨハネスブルクに駐在し、アフリカの49カ国の取材を担当していました。
元サッカー少年なので、サッカー観戦をするのが趣味です。カタールで開催されたワールドカップも現地で観戦しました。
仕事で大切にしていること
記者の仕事は、「話をしてくれる人がいるからこそ成り立つ」ということを自分に言い聞かせています。
取材内容によっては、話をしてくれる人が嫌な記憶を思い出してしまうかもしれません。そのため、会ってくれたことに感謝を伝え、「記者として細かく質問はするけど、嫌なことは無理に話さなくて良いです」と伝えるようにしています。
取材相手が実名や写真の掲載を許可してくれたとしても、それによって不利益が出ると判断すれば、本人が特定されないように匿名や後ろ姿の写真のみの掲載にすることもあります。
海外の取材で特に気をつけているのは、取材相手が話した言葉をできるだけ淡々とした表現にすることです。意訳や誇張を避けるため、相手の回答で気になった点は繰り返し質問するようにしています。
著作
『堕ちた英雄「独裁者」ムガベの37年』(集英社新書、2019年)
『コリシの言葉-南ア代表黒人初の主将、ワンチームの魂』(さくら舎、2021年)
『子どもと貧困』(朝日新聞出版、2016年)=共著
『権力の「背信」 「森友・加計学園問題」スクープの現場』(朝日新聞出版、2018年)=共著
『チャイナスタンダード 世界を席巻する中国式』(朝日新聞出版、2019年)=共著