すべての教科の土台となる学力は、文章を読んで理解する力です。読解力が弱いと教科書や問題文を正確に理解できません。読解力をつけるためには、日々の積み重ねが必要です。それには新聞がうってつけです。子どものころから新聞を読む習慣がつくと、言葉が豊富になったり、思考力や様々なものの見方や考え方が培われたりします。また、社会に目を向ける力もつきます。こうして養われた力は受験だけでなく、一生の財産となることでしょう。
プロフィール:文教大学地域連携センター講師。森上教育研究所講師。文教大学付属中学・高等学校の教頭などを歴任し、大学では社会科教員の養成にあたる。さらに自身の豊富な経験に基づき、出題者の立場から入試問題を研究。『月刊ジュニアエラ』(朝日新聞出版)総監修。「立体地図でみる日本の国土と暮らし」シリーズ(国土社)、『総合資料日本史』(共著/令文社)など、著書も多数
ここでは主に、朝日新聞デジタル(朝デジ)を使って説明します。
紙の朝日新聞や朝日小学生新聞など、他の新聞でもお使いいただけます。
気になる記事を見つけたら、シートの一番上の欄に、
記事のタイトルを書き写そう。
朝日新聞デジタルのメニューには、見本の画像がついています。 画像を見て、興味の持てそうな記事を見つけましょう。
ニュースを見て気になったトピック、好きなスポーツや食べ物など、好きな言葉で関連のニュースを探すこともできます。 「地球環境 ペットボトル」など、単語の間に空白を入れると、どちらの言葉も含むニュースに絞り込めます。
紙の新聞の1面には、新聞社が一番オススメするその日もっとも注目されそうな記事が掲載されます。何を読もうか迷ったら、「1面の記事」を選ぶのもアリ。朝デジでは、メニューの「朝刊・夕刊」から選ぶことができます。
冒頭の段落を参考に、記事をわかりやすくまとめてみよう
新聞の記事は、多くの場合、最初の段落に記事のまとめが書いてあります。ここを参考にして、記事の内容を「いつ・どこで・ だれが・何をした」という形式にまとめましょう。 書いていなかったり、わからなかったりした部分は無理に書かなくても構いません。
気になる言葉はスルーしない!
意味を調べたり、関連記事を探したりしてみよう!
朝デジでは、文字の下に破線がついている言葉をクリックすると、その言葉の解説や関連する記事が表示されます。 言葉の意味を調べてメモをしておくと、学習効果もバッチリ。関連記事を読むと、新しい言葉もしっかり定着します。
ニュースに地名が出てきたら、地図帳やアプリですかさず確認!
白地図に書き込もう。地理の勉強に最適だよ。
デジタル新聞を読むときは、他のデジタルツールも活用しましょう。
地名が出てきたら、Google Earth などを使って検索。遠い外国の地名も、一気に身近に感じられますよ。
読んだあとの気分にぴったりなアイコンを好きな色でぬろう。
いくつぬってもOKだよ!
感想や記事のまとめを文章にするのはとても良い勉強になりますが、毎日しようとすると時間も労力もかかります。 この「新聞読んだよシート」では、感想はアイコンの色をぬりつぶすだけ。記事を読んで感じた気持ちにあうアイコンを、いくつでも好きな色で塗りましょう。
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