拡大する写真・図版青汁の材料に使われてきたケールは、サラダ用の新品種も開発されて知名度が上がっています。駅前のジューススタンドでケールジュースを注文してみました。フルーツとのミックスでしたが、ケールの風味が前面に出た味わいでした

 健康食品会社の「キューサイ」が、主力商品・青汁シリーズの商品名から青汁の名称を除き、「ザ・ケール」に変えると10月に発表しました。キューサイといえば、こわおもての俳優八名信夫さんが「まずい、もう一杯!」と言うテレビCMで、青汁を全国区にした企業。しかし現在は多角化を進めており、今回は会社のロゴなども変更、「青汁だけの会社」というイメージから脱却したいのだそう。あのCMが流れてから約30年、これも時代の流れかと感じるのですが、そこで改めて疑問に思ったのです。そもそも「青汁」って何?

 広辞苑で「青汁」をひくと、「緑色の汁。ケールなど緑色の生野菜をしぼった汁」とあります。栄養状態が悪かった戦時中に、医師が青菜の搾り汁を考案したのが始まりとされ、戦後、健康法として広まりました。

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