(オススメ)『絵本とは何か 起源から表現の可能性まで』 松本猛〈著〉

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 絵本の表現手法や歴史、可能性という観点から魅力を書き尽くした。200超の作品も登場し、脚注にある書影や見開きが懐かしさを誘う。

 とりわけ絵本が戦後の日本でどう発展を遂げたのかを記した部分は読みごたえがある。福音館書店の設立に加わり、欧米の絵本を研究しながら物語絵本を追求した松居直(ただし)や、至…

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